kagyoのブログ

日々生きていく力(ちから)を生業(なりわい)としたい、ブログ

短期テーマ


本当は矢萩多聞さんの「美しいってなんだろう」

について書きたかったのですが、

一度一息いれてサラリーマンとして

現実的にふりかかる問題について

特にロストジェネレーション

が抱える虚無感について

けっこう的を得た構造解析をしている

「会社が正論すぎて、働きたくなくなる」

講談社新書から出ている細井智彦さんの著作

転職エージェントという立場からからか

サラリーマンの退職理由をもとに

生の声から窮屈になり続ける日本企業の

バブル崩壊から現在に至る構造的問題

を言い当てていて世代的に実体験として納得

人生設計の見直しを始めるのに参考したい


11/6、まだ朝、日曜はこれから

カ業

長期テーマ(本探しは続く)


新井見枝香さんの「本屋の新井」

「アクシデントレポート」樋口毅宏、新潮社

「ゆる自炊BOOK」東京オレンジページ出版と

分野の垣根を越えて僕の視界をひろげてくれる

ただすごいのは本紹介という範囲を超えて

一書店員、同じサラリーマンでありながら、

はっきりと自分が主人公の人生を生きている姿

会社から与えられる機会に乗っかるところ、

一方きっぱりとシャットアウトするところ、

社会に参加をしながらも自分軸でも行けるんだ!

小さな世界に閉じこもってしまいガチの

多くのサラリーマンの靄を少し晴らせてくれる

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10/16、これから日曜日が始まる

カ業

長期テーマ


もう一冊、アントワーヌ・ローラン


ミッテランの帽子、

日常の行き詰まりが、

普通なら視界に入る筈のない、

もっと広い世界の大きな力を味方にする事で、

流れを取り戻し、歩みを進めていける様になる物語

それぞれが少し広い世界を見ることが、

繋がって良い変化を与えて行けるところが、

赤いモレスキンの女と共通する


自分の人生を生きるという主人公の歩みを、

土台として素晴らしい出会いを見つけるという、

ストーリー展開において後者によりひかれる。


もちろん赤いモレスキンの女が、

本作より後に発表された作品であることと、

僕自身のいまの閉塞感からの開放を、

より具体的にイメージさせてくれることがあるが、

ミッテランの帽子はそこに視点を置くにいたる、

伏線的な作品として素晴らしいのだと思う。


この後は同じ新潮クレスト文庫の翻訳作品と、

この作家の作中で登場する、

パトリック・モディアノの作品に、

世界を広げて行きたい


会社という狭い世界の、

限られた視野の日常の中でも、

外の世界、広い世界への僅かなつながり、

時代、場所、文化を超えて、

それを教えてくれる人達がいる

少なくとも出版社というか同じ「企業」に

所属する人たちの中にも、

僅かかも知れないが、

心に確かな志しを持った人達が。

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10/2(日)午前

カ業