長期テーマ

もう一冊、アントワーヌ・ローラン
ミッテランの帽子、
日常の行き詰まりが、
普通なら視界に入る筈のない、
もっと広い世界の大きな力を味方にする事で、
流れを取り戻し、歩みを進めていける様になる物語
それぞれが少し広い世界を見ることが、
繋がって良い変化を与えて行けるところが、
赤いモレスキンの女と共通する
自分の人生を生きるという主人公の歩みを、
土台として素晴らしい出会いを見つけるという、
ストーリー展開において後者によりひかれる。
もちろん赤いモレスキンの女が、
本作より後に発表された作品であることと、
僕自身のいまの閉塞感からの開放を、
より具体的にイメージさせてくれることがあるが、
ミッテランの帽子はそこに視点を置くにいたる、
伏線的な作品として素晴らしいのだと思う。
この後は同じ新潮クレスト文庫の翻訳作品と、
この作家の作中で登場する、
パトリック・モディアノの作品に、
世界を広げて行きたい
会社という狭い世界の、
限られた視野の日常の中でも、
外の世界、広い世界への僅かなつながり、
時代、場所、文化を超えて、
それを教えてくれる人達がいる
少なくとも出版社というか同じ「企業」に
所属する人たちの中にも、
僅かかも知れないが、
心に確かな志しを持った人達が。
ミッテランの帽子↓
10/2(日)午前
カ業
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。